ステージ10 戦士集う地 クレイトス(2戦目)





ゴリガン 「そろそろ他のブロックの試合も終わったようですぞ。次の対戦相手は…」


レオ 「ツナマヨ! やはり君もここに来ていたか。」


ツナマヨ 「うわっ!」


セレナ 「誰? 知り合い?」


レオ 「俺の名はレオ。以前ツナマヨと戦ったことがある。」


ツナマヨ 「久しぶりだな。妹さんはどうなった?」


レオ 「ツナマヨ、君とアルダ様のおかげで妹のクレアは助かった。だが俺は、クレアをあんな目にあわせたやつを許せない!」


セレナ 「でも、なんでこの大会に?」


レオ 「クレアに呪いをかけたやつ、あいつもセプターだ。この大会に現れるかもしれないからな。」


ツナマヨ 「ふーん…なんかボクらの目的と似てるな。」


レオ 「…あいつは、俺の手で倒す!」


ゴリガン 「で、大会予選を勝ちぬき、第二回戦にまで進んだ…というわけか。ツナマヨ殿、次の相手の一人はレオのようですな。」


レオ 「そうか、俺と当たることになったのか。これまで何度か戦って手強い相手だとは分かっているが…今回は勝たせてもらうぞ。」


ツナマヨ 「そうはいくか。今回も負けないぞ。」












レオ 「さて、もう一人の対戦相手は誰だ?」


モロック 「今度は…なかなか生きの良いセプターが二人か。これまた良いデータが取れそうだ。」


ツナマヨ 「き…機械!? どうしてこんなもんが!?」


レオ 「何だ? おかしな物に乗ったじいさん…これが次の相手か?」


モロック 「わしのことを知らんとは…たいしたイナカ者だわい。」


ツナマヨ 「はぁ?」


モロック 「今世紀が生んだ最も偉大な科学者。Dr.モロックとは、わしのことなのだ!」


ツナマヨ 「………………バカらし…」


レオ 「そういえば…妙な道具ばかり作るマッド錬金術師がいると聞いたことがある…お前がそうなのか。」


モロック 「マッドだと…!? し…失礼な! まぁ、科学といっても、無教養なお前たちには分かるまい。」


ツナマヨ 「マッドらしいセリフだな。」


モロック 「わしはカルドセプトを研究するうちに人類が未来に手にするであろう技術がそこに記されていることに気付いたのだ。」


ツナマヨ 「……………………。」


モロック 「それを科学という。そしてわしは、それをカードの力を借りずに実現しようと日夜研究を重ねておるのだ。」


ツナマヨ 「…………。 (困ったなぁ…こいつ、見た目はアレだけど言ってることは今までに出てきたキャラの中で一番まともかも…)」


レオ 「だったら、研究室に閉じこもっていればいい。」


モロック 「研究材料と研究費用が尽きたのだ!」


ツナマヨ 「それはまた…」


モロック 「新たな研究材料を仕入れるため…そして、生のデータを採取するためにわしはここへやってきた。」


ツナマヨ 「タタラらしい考え方だなぁ。ずいぶんとアクティブだけど。」


モロック 「それに、報酬で得た要らぬカードは売れば良い金になるからのう。」


レオ 「神の創ったカードを金もうけに使うとはいい度胸だな。だが、その野望はここで尽きるぜ。俺がお前を倒すからな。」


モロック 「そう言って負けて行ったやつも多いがのう。」


ツナマヨ 「おいちょっと待てよ、なにボク抜きで盛り上がって…」


マルセス王 「そろそろ試合を始めるぞ。準備は良いか?」


ツナマヨ 「まだ話の途中だろうがァ!!」


マルセス王 「では…予選第二試合、始めっ!」


ツナマヨ 「無視すんなぁぁぁぁ!!」







24ラウンドで勝利。9612G 対 888G 対 649G






マルセス王 「勝負あり! 勝者、ツナマヨ!」


ツナマヨ 「ったりめぇだコンチクショー!!」


レオ 「やはりツナマヨには勝てないのか…」


モロック 「勝ち負けなぞ関係ないわ! データさえ取れれば良いのだ!」






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