昔話について




このゲームは、昔話、童話などをマスターが読み上げていき、登場人物が現れた瞬間にその役をやりたいPLが挙手をして、以降そのPLがロール・プレイでその役を演じながら、他のPL達とお話を作っていくというゲームです。



例を挙げるなら…



GM:むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。では、おじいさん役かおばあさん役をやりたい人はいますか?



こんな感じです。GMから時計回りに、物語の主役を演じるPLを毎回順番に決めていきます。主役のPLはGMがあらかじめつくっておいたクジを1枚引きます。ここには、次の題材となる物語が1つ書かれています。

例えば…次の主役を演じることになったA君がクジを引きました。クジに『ジャックと豆の木』と書いてあったら、A君は『ジャックと豆の木』の主人公であるジャックの役をやることになります。



キャラクターは全部で56種類。おじいさんやおばあさんはもちろん、中にはインド人やコルベス様など、いったい何のお話に出てきたのかわからないようなキャラクターも…太郎は桃太郎や金太郎や浦島太郎など、太郎と付くキャラクターすべて。妖精や武士なども、いろいろなお話に代用できます。よって、かなり幅広いお話をこのシステムでプレイすることができます。そもそも、なければ既存のキャラクターで代用せずに作っちゃってもいいわけですし。

また各キャラクターは16個の一般技能と(持っているなら)特殊技能を持っています。一般技能は基本的に誰でも16種類使えます。ただ、例外として、そのキャラクターが絶対にできっこないような一般技能は判定できません。竜は大きすぎるために「隠密」を使用することはできませんし、亀は諸事情により、「運動」判定ができなくなりました。(浦島太郎のお話で、亀役のPLが「運動」判定に成功してしまい、いじめっ子を振り切って逃走したことがあるのだとか…主役が登場する前に終わっちゃった…)

一般技能で判定しようとした時、キャラクターと使用する技能によってサイコロを振れる回数は違います。竜は「攻撃」の判定にサイコロを8個も振れますが、「絵画」や「舞踏」では1個しか振れません。また、おばあさんは「家事」や「忍耐」では3個も振れますが、「攻撃」は苦手なので−1個(サイコロを1個振って出目の分だけ基本値からマイナス)です。このように、キャラクターによって得手不得手があります。

特殊技能は、様々な効果を発揮する便利な能力です。貴族の特殊技能、「調達」は、金で買えるものならなんでも手に入れられますし、鬼の「丸呑み」は、HPが0のキャラクターを飲み込むことができます。使い方次第では、ロール・プレイにもストーリーにも大きな影響を及ぼします。



ゲーム上の説明はこんなところです。GMはなるべく原作通りに話を進めようとしますが、PLの自由度が高いため、大抵は捻じ曲がった結末を迎えます(笑) 子供の頃に聞いたことのあるお話が大胆に変質していく様は、とても楽しめると思いますよ。





〜参加者紹介〜




                                      GM:北倉玄盲斎さん

                                      PL1:HATTERさん

                                      PL2:KENさん

                                      PL3:MERU

                                      PL4:古源さん





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