シーン 2 カード ヒルコ(前進 停滞していた物事が進展する、突出、猪突猛進。) SP  如月 一馬 一方如月は、会社から裏の仕事を依頼される。その内容とは…… RL:勤務中の君にメールが届く。内容は、『遠藤 竹造のところで、仕事を1つ片付けるように。』というものだった。 如月:…裏の仕事か。ノートパソコンを閉じて遠藤氏のところに向かいます。お互い、今は社内ですよね? RL:うん、遠藤の部屋はこのアーコロジーの上層の方にある。 如月:では、部屋に着いたらノックを。『如月です。』 遠藤:おお、来たか来たか。格さんや、入れておやんなさい。 格さん:はい。 RL:まぁこの格さんは、キース・カークっていう白人なんだけど(笑) 全員爆笑 RL:そんな格さんが中に通してくれる。 如月:失礼します。 遠藤:よく来たのぉ。 如月:はい、ご無沙汰しております。 遠藤:格さん、お茶じゃ。お茶を出してくれ。 格さん:わかりました。 如月:それで、御隠居。今回はどのような仕事なのですか? 遠藤:うむ。わしが元々、千早のファッション部門にいたことは知っておるか? 如月:はい、存じております。 遠藤:そうかそうか。でな、やはりそういう世界におると、その道の逸材…というものに対して敏感になるものなんじゃよ。 如月:逸材……ですか? 遠藤:そうじゃ…………格さんや、今日のお茶はちと熱すぎたな。 格さん:申し訳ございません、御隠居。 遠藤:まぁよい。続けるぞ? 如月:はい。 遠藤:ファッション業界ではデザイナーを雇うことは大変重用なことでな。腕の良いデザイナーが……または、腕はともかく有 名なデザイナーがデザインしたかどうか…というのは、ファッション業界において特に重視せねばならんことなんじゃ。    当然、売り上げにも関わってくる。 如月:なるほど。 遠藤:テラウェア・コーポレーションが、アラン・マクレガーという名の画家を雇っておったのは知っておったか? RL:テラウェア・コーポレーションってのも、千早とは違って外資系の大企業だ。「社会:企業」で難易度18ってとこだけ    ど、判定してみる? 如月:ちょっと届きそうにないですね。 黒井:じゃあ交換したら? RL:うん。わざと判定に失敗して、数字の低い手札を捨てちゃうってこともできるよ。手札を判定に使ったら、すぐ山札から    補充するから。 如月:あ、なるほど。じゃあ、スペードの6で、達成値は15です。 RL:はい、それだと失敗だ。1枚使ったんで、カードを補充してくれ。 如月:じゃあ、話を戻しますね。『申し訳ありません…アランという画家の名は知っておりましたが、テラウェアとの繋がりま    では……』 遠藤:まぁ、しょうがないじゃろう。お主の専門分野とは重ならんしな。そのアランという男は、最近テラウェアでデザインの    仕事をしておってな。 如月:その画家が、御隠居の見出した逸材…というわけなのですか? 遠藤:ああ。何点かチェックしてみたんじゃが、まぁ、なかなかじゃ。しかも都合のいいことに、テラウェアとアランの間に最    近トラブルがあってな。どうやらテラウェアを抜けたがっているようなのじゃ。 如月:……………。 遠藤:わしの長年の勘じゃが、アランを引き抜くことができれば、来年の売り上げに3%〜5%の上昇が見込める。 如月:御隠居の推測でしたら、きっと確かなことでしょう。 遠藤:うむ。そこで、だ。このアラン・マクレガーの身辺を当たって、可能ならば引き抜いてもらいたいんじゃが…… 如月:……わかりました。千早のため、必ずやアラン・マクレガーを引き抜いてご覧にいれましょう。 遠藤:そうかそうか。おお、そうじゃ。これを持って行くがいい。 RL:予算として、1プラチナム(およそ100万円)を預けてくれた。 遠藤:お主が自由に使ってくれ。 如月:こんなに……御隠居、よろしいのですか? 遠藤:構わん構わん。うまく引き抜ければ、それ以上の利益が舞い込んでくるからのぉ。 RL:遠藤の目が怪しく光る(笑) 如月:背筋に寒気を感じながらも、『……この目だ。』とか思ったり(笑) 全員笑 遠藤:もし足りなくなったらここに来るといい。まぁ、その時は限度内で…な。 如月:はい、それでは失礼します。吉報をお待ちください。 遠藤:うむ、期待しておるぞ。 こうして、ミホに続いて如月もアランへと歩を進める。一方、水面下では遠藤が先を読み、ある男に連絡を取っていた。
Select scene       Go to next scene        Select story