シーン 6 カード イヌ(審判 事件の決着、逮捕、失われしものの復活、蘇生、浄化) SP  アスラ よく見る夢。もしそれが悪夢であるなら、それはきっとものすごい苦痛であろう。彼にはそんな悪夢がある。5年前のあの日 の映像が、記憶の底から蘇る。 RL:君は今、夢の中だ。 アスラ:はい。 RL:これは君が実際に経験した出来事だ。君は過去に1度だけ、殺しの依頼を失敗したことがある。 アスラ:ほ〜ぉ。 RL:その時、殺し損ねた相手に顔まで見られてしまった。いつ命を狙われてもおかしくない。今まではそんな生活を送って    いた。 アスラ:詳しい描写を。 RL:右頬の肉を君の弾丸によって削り取られた男が、憎悪に満ちた目で睨み付けながら『必ず殺してやる…!』と言いなが    ら逃げていく……といったシーンだ。男の名は、的場 健一。 アスラ:その時の依頼主は? RL:マイケル・グローリーだ。そんな夢を見ていると、電話が鳴る。 DAK:ぎゃわ! ぎゃわ! 電話だぎゃ!! 全員爆笑 DAK:ご主人ってやつ! 早く起きろ!! アスラ:撃ちぬきてぇ……!! 全員笑 アスラ:黙らせるためにも、さっさと電話に出るか。 DAK:それが素直な主人の姿だぎゃわ。 全員笑 アスラ:黙れ!! 「射撃」!! DAK:ぐっ……! 何度撃ち抜こうが、すぐに復活してみせるぎゃわ…… ミホ:おっかな〜(笑) 遠藤:だって常備化されてるじゃん。そりゃ、復活するって。 全員爆笑 アスラ:まぁ、このシーンは静かになるな。『もしもし……』 現実に引き戻されたアスラは、そのまま電話に出る。運命の歯車が回りだしたことを、今の彼は知らなかった。
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