シーン 11 カード カブキ(門出 完全なる偶然による現状の進展、善かれ悪しかれ) SP  遠藤 竹造 あえてミホの取材に応じる遠藤。彼は一体どんなことを考えているのだろうか? しばらくして、ミホが遠藤家に訪れた。 如月:会話は拾えるんですよね? RL:ええ、大丈夫です。 遠藤:今のところはな(笑) 全員笑 如月:構いません! バンバン暴露しちゃってください(笑) 全員爆笑 如月:あと、御隠居の自宅の位置って知ってるんですよね? 遠藤:ああ、知っているはずだ。 如月:じゃあ、セキュリティの高さとかも? RL:うん、知っていて当然。 如月:じゃあ、そこんところと彼の性格を考慮して、気付かれていることを前提に盗聴しましょう。 黒井:ああ〜、なるほどね。 如月:嘘かどうかは俺が判断する。 全員笑 如月:お待たせしました。どうぞ〜(笑) ミホ:こんにちは〜! ミホで〜す! 遠藤:おお、よく来たのぉ。上がってくれ。 ミホ:お邪魔しま〜す(笑) 遠藤:先日、いい羊羹が手に入ってのぉ。用意させよう。 ミホ:まぁ、ありがとうございます。 遠藤:じゃあ、お茶が用意されてから、『さて、2年前の殺人事件について調べておるんじゃったな?』 ミホ:ええ、そうなんですよ。 遠藤:わしも色々と調べておるんじゃがなぁ…… ミホ:でも、おかしいですよね? 2年間何の手がかりもなく、進展していない事件に、未だに捜査本部があるなんて。 遠藤:ああ、それはわしがやらせておるんじゃよ。 ミホ:あれ? そうだったんですか!? 遠藤:ああ……村治君はな、生前は非常に真面目な男でな。 ミホ:じゃあ、恨まれていたりとかは? 遠藤:わしの知る範囲では、そんな話は聞いたことがないな。 ミホ:そうですか。 遠藤:彼にはわしの下である研究をしてもらっていたのじゃよ。 ミホ:『ある研究』ですか? 一体何を。 遠藤:……飲むだけで誰でも簡単に痩せられる、すべての女性の憧れの的になるダイエット薬品じゃ。 ミホ:まぁ、すごい!! 遠藤:……しかし、完成したのは飲むだけで誰でも簡単に太ってしまう、恐怖の薬品じゃった! 全員大爆笑 ミホ:そ、それはヒドい………(苦笑) 遠藤:しかし、『デブ専』と呼ばれる者達に、意外に需要があってな。だが、まさかそれだけのために殺されたとも思えん。 ミホ:確かに。 遠藤:しかも、そんな薬を市販化できるはずもないからのぉ。このことを知っているのはごく一部の者達だけじゃ。 ミホ:そうですか。では、内部の犯行というのは? 遠藤:いや、わしはそうは思っておらん。社内に犯人がおるのなら、それなりに利益を得る者がおってもいいはずじゃ。 ミホ:確かに…… 遠藤:それに利益目的なら、一介の研究者に過ぎない村治君を殺すよりも、指示を出していたこのわしを放逐した方がはるかに    いいじゃろう。 ミホ:なるほど、おっしゃる通りですね。 遠藤:さて、こんなところでいいかの? ミホ:ええ、ありがとうございました。 遠藤:で、君は今回の番組をどこまで考えておるのかね? ミホ:ええ、もちろん深夜番組の1コーナーなんかに留めることなく、ゴールデンにドカンともっていきたいんですけど…… 遠藤:そうかそうか。 ミホ:あ、もちろん多少の修正は加えますけどね。 遠藤:そうか、その時は前回のように、わしにもチェックさせてもらえんか? ミホ:そうですね、現段階では色々な線が考えられますから、その話は調査がまとまってからということで。 遠藤:構わん、よろしく頼む。 ミホ:やっぱり気になりますか? この事件のことは。 遠藤:うむ、わしの部下じゃったから……というのもあるんじゃが……実は、最近わしの身の周りであらぬウワサが流れておっ    てな。 ミホ:え? どういうウワサなんですか? よかったら…… 遠藤:まぁ、お嬢さんにならいいじゃろう。千早の社員なら誰が知っていてもおかしくないようなものじゃからな。 如月:………………。 遠藤:わしが村治君を殺害させたのではないか? というものじゃ。 ミホ:そ、それは、大変ですね(汗) なんてひどい! あ、安心してください、わたしは御隠居の見方ですから!! RL:ははは! 保身に走りやがった!! 全員爆笑 遠藤:はっはっはっ、若いお嬢さんにそう言ってもらえるとうれしいのぅ(笑) ミホ:きっと誰かの陰謀ですよ! 許せません! 早速調査に戻ります! 遠藤:ああ、待った。 ミホ:え? 何でしょうか? 遠藤:本当に何者かの陰謀じゃったら、確信に迫ろうとするお主の身に危険が生じるかもしれん。わしの腹心の助さんをお供に    つけてあげよう。少しは役に立つじゃろう。 ミホ:ああ、やっぱり気になりますよね? 遠藤:ああ、社内の人間の不可解な死じゃ。気になってもおかしくはあるまい。 ミホ:あれ? ウワサの方じゃ…… 遠藤:ん? ああ、ウワサならもう揉み消した。 全員爆笑 ミホ:わかりました。内容にもよりますが、なるべく御隠居にも報告します。 遠藤:ああ、よろしく頼む。 ミホ:それでぇ、内容によっては報酬点をいくらか払ってもらえると助かるんですけどぉ(笑) 全員爆笑 ミホ:御隠居相手に………やるな。 RL:悪徳な野郎だな(笑) アスラ:情報は回すから、金払えや! ってことか(笑) 如月:消されるかもな。 黒井:まぁ、レッドエリアに「トーキー」の死体が1体上がっても、今更騒ぎにはならないだろ(笑) 全員大爆笑 遠藤:まぁ、いいだろう。よろしく頼む。 ミホ:はい、がんばります! それじゃあ助さん、よろしくお願いしますね。 助さん:はい、任せてください。 ミホ:じゃあ、助さんに「一期一会」でコネを取っておきましょう。15です。 RL:じゃあ2LVだな。 ミホ:スートはダイヤとスペードで。 RL:OKだ。 ミホ:じゃあ、行きましょうか。 遠藤:じゃあ、家を出た瞬間。 助さん:失礼します。 ミホ:あれ? どうしました? 助さん:いえ、『ゴミ』が着いていたものですから。 如月:………チッ。 ミホ:これは……盗聴器? こんな物、いつの間に!? 助さん:出発は少々お待ちいただけますか? 御隠居に報告してきますので。 ミホ:はい、お見苦しいところをお見せして、申し訳ありません。 助さん:いえいえ、相手もプロのようです。あなたが気付かないのは仕方のないことです。 ミホ:すいません、じゃあ戻りましょう。 如月:まぁいいか。御隠居達相手なら長持ちした方だ。おそらく聞こえた話も半分以上ガセだろうな。 遠藤:じゃあ、戻ったところで情報を与えよう。 遠藤がミホに、自分だけが知っていた情報を教える。 村治は薬物の研究中、偶然に新種の麻薬を生み出してしまった。おそらくこれが犯人の目的だろう。また、わしに社会戦を仕掛 けてきた者がおるが、こいつは「レッガー」だろうと思われる。 ミホ:これ……本当なんですか!? 遠藤:どうじゃ? 結構有益な情報じゃろう? RL:俺も見ていいかな? 遠藤:RLなら確認してもらってもいいよ。 如月:すっげぇ見てぇ(笑) 全員笑 遠藤:ま、これが社内の人間の犯行じゃないと断言した理由じゃ。 ミホ:もう、バラエティの度を越してますよ……これ。 全員笑 遠藤:助さんを同行させる理由もわかったじゃろ。 ミホ:ええ。 遠藤:とにかく、お互いのためにもがんばってくれ。 ミホ:わかりました、行ってきます! 遠藤:じゃあ、2人を見送った後に「ブラックマーケット」。 RL:成功したよね? じゃあ10点の収入。 遠藤:盗聴器を取り出して電源を切ってから、『ふむ、どこの誰かはわからんがなかなかの腕前じゃな。』壊さずに持っておき    ます。 RL:わかった。 ミホ:あ、情報収集していい? RL:どうぞ。 ミホ:「社会:メディア」を「壁に耳あり」で「社会:ストリート」に変えて、村治 愛さんについて調べます。達成値は21    です。 RL:2年前の事件を境に行方不明になっています。2年前に18歳だったので、現在は20歳になっています。 ミホ:どこにいるかとかは? RL:いや、行方不明…… ミホ:いや、大雑把でもいいからさ。 RL:う〜ん…… ミホ:21でもわからないの? 如月:まぁまぁ、見つかってたらその時点で行方不明じゃないですから。 ミホ:まぁ、そうだけど…… 如月:それに、生きていたとしたら彼女は目撃者ってことになるわけじゃないですか。正体がバレたら犯人に狙われるかもしれ    ないでしょ? ミホ:そっか。 如月:まぁ、RLがちょっと困ってたし(苦笑) RL:ああ、そうそう。君達のように彼女を探している人物がいるみたいだ。 ミホ:はい? RL:名前は的場 健一。 アスラ:………………。 ミホ:理由は? RL:さぁ、そこまでは。 ミホ:じゃあ、的場 健一について。「社会:NOVA」+「ニュースソース」で、達成値は14。 RL:いろんな意味で有名なんで、別段問題はない。カーライル系のヤクザだ。まぁそんなところだな。 ミホ:わかりました。こちらも終了です。
舞台裏
如月:「トレーサー」除去られたから、新しいのが欲しいな〜。あ、でもこれ結構高ぇや。 遠藤:俺に頼めば簡単に手に入るぞ。 如月:ホントですか? ……あ、いやいや! どのツラ下げて御隠居に盗聴器買ってもらうって言うんですか!? 全員爆笑 如月:何から何まで全部バレちまうじゃないですか!?(笑) RL:どうするんだ? 如月:「売買」失敗、終了です。 黒井:パス。 アスラ:パス。 RL:じゃあ次のシーンだ。
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