シーン 13 カード カゲ(死 これまで潜伏していた勢力が動き出す、刺客襲来、昇華) SP 如月 一馬 盗聴器も発見され、打つ手がなくなった如月は、1度千早本社に戻り、厚木から情報を引き出そうと考えた。 如月:なんか、ロクな事が起こりそうにないですね(苦笑) RL:どうするんだ? 如月:1度引き返します。厚木さんから情報を聞きたい。 RL:じゃあ、戻って… 厚木:おう、聞きたいことってなんだ? 如月:こっちの進行状況は一切伝えずに、村治夫妻か、村治 愛さんか、レッガーのことについて、どんな些細なことでも。 RL:シートを貸してくれ(笑) 全員笑 2年前、遠藤はある新薬の開発プロジェクトを指揮していた。その薬品の製造過程で、新種の高品質麻薬を安値で製造できる方 法が偶然発見される。しかし後日、プロジェクトの責任者であった村治 幸蔵一家が斬殺される事件が発生する。夫婦は死亡、 犯人の詳細は不明、夫婦の娘の村治 愛(18)も行方不明。2年前の事件ってのはこれのことだ。遠藤が隠蔽工作をしたと 言ったが、この事件の首謀者は遠藤本人だ。何とかして、この村治 愛って女を保護しろ。彼女は生き証人ってやつだ。情報を 持っていると同時に、今も遠藤に狙われているだろう。 如月:この情報をもらった上で、まだ厚木さんと話をしたいんですが。 厚木:まだ何かあるのか? 如月:ええ、ですがここでは……場所を変えませんか? 厚木:そうだな、パチンコ屋なんてどうだ? まず盗聴されないだろう。 如月:ええ、構いません。行きましょう。 RL:じゃあ、隣に座って、『なんだ?』と聞いてくる。 如月:この情報の最後の方は? 厚木:ああ、それは俺の意見だ。 如月:何故こんなことを? あの方にメリットはあるのですか? 厚木:俺も偉いやつの考えなんてわからんがな、こんなもん(麻薬)ができたとなっちゃぁ、問題だろ。隠す必要がある。 如月:すると、こいつのレシピ(製造方法)は彼が? 厚木:持っているだろうな、確実に。それと、事件解決のためには娘の村治 愛の証言が必要不可欠だ。 如月:彼女が狙われるとしたら、例の斬殺事件の犯人が? 厚木:ああ、それもあいつの差し金だろうな。 如月:この、実行犯のヤクザについては? 厚木:ああ、バーブチカ系だろうな。 如月:バーブチカといえば、最近カーライルと派手に殺り合ったようですね。何か関係あるんでしょうか? 厚木:さぁ? 関係ないんじゃないか? 如月:………そうですか。わかりました。お付き合いしていただいてありがとうございました。 厚木:ああ、がんばってくれ。 如月:俺は無関係とは思えないな。倉庫に向かいましょう。 RL:ああ、周りには誰もいない。警察の捜査の後はあるがな。 如月:中はどんな感じですか? RL:例によって、チョークの跡が18体分。 如月:血痕や着弾跡、薬莢は? RL:薬莢以外はかなりの量が見つかる。 如月:やっぱり薬莢は警察が持ち帰ったか……遺留品は? RL:無さそうですね、さすがに…… 遠藤:さて、登場判定は難易度いくつだ? 如月:来たか………(笑) RL:如月君、どうする? 如月:いや、出てきてほしくはないけど、来たら来たで面白いし…(笑) 全員笑 如月:まぁ、いいですよ。PLの意見としてはOKです。 RL:「社会:ストリート」で難易度12だね。 遠藤:「社会:ストリート」+「代理派遣」で、助さんを出す。そうすればミホも一緒に来るな。 如月:わかりました。 RL:じゃあ、如月が捜査をしていると、ミホと助さんが入ってくるよ。 如月:『くそっ!』舌打ちしながら物陰に身を潜めます。「隠密」+「影化」で合計23。 RL:「知覚」はどう? 遠藤:さすがに無理だなぁ。失敗。 ミホ:同じく。 如月:彼らの行動を覗き見ます。話が聞ければなおいいんですが。 RL:ああ、どちらもOK。その上で、全員もう1回「知覚」を。 ミホ:18です。 遠藤:それなら俺は失敗でいいや。 如月:「キー効果」使います。21です。 助さん:御隠居は、例の女性がここにいたか、少なくともここで何かをしただろうとにらんでいます。 RL:はい、じゃあ18以上の2人。ここでの殺戮が一方的だったように感じます。 全員:ほぉ〜。 RL:血液の飛び散り方や弾丸の跡なんかが、一方向に集中している。 如月:どちらかがハメられた………と。 ミホ:と、思うんですけど。 助さん:ええ、御隠居の情報と一致します。間違いないでしょう。ミホさん、後であなたの腕前を拝見させてください。 ミホ:え? 助さん:警察と交渉して、弾丸の情報を引き出してください。被害者の体内に残った弾丸の線条痕を調べてみましょう。 ミホ:了解です。でも、後でよろしいんですか? 助さん:ええ、御隠居の推測ではカーライル系が一方的に射撃したようです。 ミホ:あ、もう予想はついてるんですね。 助さん:ええ、ですが我々には警察のコネがないもので。 ミホ:わかりました。それじゃあ、これからは? 助さん:今はこの現場を調べてみましょう。何らかの機械装置の類や、生活の跡が見つかるかもしれません。 RL:「知覚」か「心理」で判定して。 如月:達成値10。隠れながら自分も辺りを見回してみます。 ミホ:ダメっぽい。「鬼引き」します。あ、当たった。17です。 RL:OK、部屋の隅の物陰から、毛布や飲み水、食べ物のゴミなどを発見。 遠藤:まず、隠し方を見てみましょうか。再利用する気があるのか、完全に隠そうとしているのか。 RL:ああ、隠滅しようとしたようだ。 助さん:ということは、ここで張り込んでいても無意味ですね。 ミホ:他に見つかったものは? RL:ないですね。 遠藤:機械類を使用したかはわかるか? RL:機械? 倉庫の? 遠藤:ああ。 RL:何十年も使われていないようだ。 助さん:なるほど、じゃあ何故、あいつらはこんな倉庫に? ミホ:襲うため? 助さん:それもありますね。バーブチカが追い込まれたのか。しかし、『アレ』を探していた、という可能性もある。 ミホ:いずれにせよ、情報が足りませんね。 助さん:さて、ここにいてもしょうがないですね。 ミホ:そうですね、移動しましょうか。 RL:彼女達は倉庫を出るようだが? 如月:じゃあ、隠れたまま「リンクス」を起動。 ミホ:おっ! コンタクト!? 如月:この質問なら、本当はアスラ君に聞くのが自然なんだが、アドレスがないから黒井に…許してください(笑) RL:ああ、まぁいいよ。 如月:では、電話を。『もしもし。如月だが…』 RL:黒井に電話がかかってくる。 黒井:はいはい。どうした? 如月:答えられなかったらそれでも構わん。質問させてくれ。 黒井:どうしたんだ? 如月:お前が今から2年以内に請け負った仕事の中で、カーライルかバーブチカの絡んだ仕事はあったか? 黒井:あぁ〜……まさに今…(苦笑) 全員爆笑 黒井:まぁ、当然言いませんよ(笑) 『ヤクザがか?』 如月:ああ、護衛対象がコイツらに狙われたとか、……考えにくいがコイツらから護衛を頼まれたとか、どんな干渉の仕方でも 構わん。 黒井:まぁ、あるな。どうしたんだ? 如月:実は……俺が今そいつらの調査をしているんだが、情報が足りなくてな。 黒井:あ〜、そういうことか。そうだな〜…… 如月:あ、待った! 黒井:どうした。 如月:………迷っていたんだがな。やはり言おう。 黒井:ん? 如月:俺自身崖っぷちなんだがな……単刀直入にいかせてもらう。もっとも、これはお前を信頼した上で話すことだからな? 黒井:ああ、口外はしない。 如月:助かる。話を戻すが……2年前に起こった村治って一家の斬殺事件のことは知っているか? 黒井:………ああ。 如月:そうか。今俺は、この斬殺事件から生き延びることのできた村治 愛という女性を探している。 黒井:ほぉ。 如月:この女性がヤクザ共に狙われているってことも、現段階でわかっている。 黒井:………………。 如月:俺は上司に逆らいながら彼女を探している。目的は彼女の保護、そして事件の概要と裏で起こったであろう出来事の真相 を聞かせてもらった上で、事件を解決すること。………もしお前が言えない、もしくは何も知らないのなら、誰かこうい う話に詳しい人間を紹介してくれ。 黒井:なるほどね。調べないと立場が悪くなるんだよな? お前は。 如月:俺の立場は……調べるほどに悪くなるかもしれない…… 全員笑 如月:ある男がいる。俺はこの男にとても世話になり、また、俺自身そのことにはとても感謝している。その人の立場が危いん だ。 黒井:………………。 如月:もっとも、彼なら自力で何とかするだろうが……もし本当に、影で人を操ってこんなことをしたのなら、俺は命に代えて でも、彼に正しい道を歩んでもらいたい。それが、俺にできる恩返しだと思っている。 黒井:PLは全部知ってるけど、PCもある程度察しがついたな(笑) 如月:俺は真実が知りたいんだ。頼む、どんな些細なことでもいい。何か知っていたら教えてくれ。 黒井:……わかった、まずこう答えよう。村治 愛って人物を俺は知っている。 如月:本当か!? 黒井:ああ。だが、この話はここではできない。 如月:指定してくれ。どこへでも行く。 黒井:PLの話になるけど、如月はどうしたいの? 如月:犯人、もしくはそいつを裏で操っている人間が知りたいです。 黒井:彼女自身は? 如月:情報が引き出せればそれで構わない。って感じです。 黒井:じゃあこう言おう。『そうだなぁ……俺の自宅に来てくれないか?』 如月:これからか? ………ああ、わかった。 黒井:RL、彼女を連れて自宅に戻ります。 有力な情報に期待しながら、黒井の家に向かう如月。まさか村治 愛本人に出会えるなど、この時点では考えてもいないだろ う。 舞台裏 遠藤:大事にしまっておいた「トレーサー」だが、指紋などから取り付けた人物の特定をしたい。 RL:「知覚」と「隠密」で対決してくれ。 遠藤:こちらは21だ。 如月:………………(笑) 全員笑 如月:20までしか届かねぇ………(泣) 全員爆笑 アスラ:「インセンサブル」は? 如月:俺が消えてもなぁ…… 遠藤:いや、「知覚」対抗不可になるってことなら、あながち間違いじゃない。 如月:え? マジ? 遠藤:「インセンサブル」って、非常にややこしくて、RLによってどこまでできるかが違うのよ。 黒井:まぁ、最終的にはRL判断だね。 RL:まぁ、OKです。認めますよ。 如月:ありがとうございます。 遠藤:でも、神業使うんなら「アンダカヴァ」の方が確実だよ? 如月:でも、できるなら2種類残しておきたいんですよ。だから「インセンサブル」で誤魔化せるなら、こっちを使いたいで す。 遠藤:そうか、わかった。 如月:「インセンサブル」使用。「知覚」しないでください(笑) 遠藤:これさえわかれば内通者がぁぁ!! 全員爆笑