シーン 22 カード フェイト(公正 正義の裁き、因果応報、ツケを払う、など) SP 遠藤 竹造 RL:君の部屋に村治さんがやってくる。 遠藤:ああ、話は聞いておる。まず、君の専門を聞いておこう。 村治:はい、薬剤の分野です。 遠藤:そうか、それなら話は早い。君のお父上の研究を引き継いでもらおうか。 村治:え!? 喜んで! 遠藤:はっはっはっ、飲むだけで痩せる薬。ぜひ完成させてもらいたいのぉ。 村治:あら、失礼ですが、お年から想像すると長寿の薬なんかの方が期待が大きいんじゃないですか? 遠藤:いや、わしはそんなことは考えておらんよ。……今のところはな。 村治:ふふふ(笑) では、早速父の研究に取り掛からせていただけますか? 遠藤:待て、お父上の研究を引き継ぐ以上、記憶を消すことはできなくなるわけじゃが、秘密は守ってもらえるんじゃろうな? 村治:………どうせ、監視が付くんでしょう? 遠藤:まぁ、それはそうじゃな。 村治:大丈夫です。一切他言いたしません。 遠藤:そうか。では、がんばってくれ。 村治:はい、失礼します RL:この後はどうする? 遠藤:全員に口止め料として、3シルバーずつ振り込んでおく。 全員:お〜!! 遠藤:その後、吉田とやらの背景をチェックするか。「社会:企業」+「コネ:粕川うらら」で調べようか。 RL:あ〜、判定は不要です。何が聞きたい? 遠藤:背後で誰かに操作されていたりとかは? RL:そういったものはないね。 遠藤:なんでこの事件に干渉してきたんだ? RL:何も進展せずに2年も経っているのに、未だに捜査本部が置かれていることに疑問と興味を持ち、ミホに調査させたよう だ。 遠藤:そうか、そうだったな……捜査本部はもう必要ないから解散! RL:わかりました。 遠藤:それはそれとして、吉田にお仕置きをするか(笑) ミホ:半殺しでいいと思いますよ(笑) 全員爆笑 如月:一応上司じゃないですか(苦笑) 遠藤:大きすぎる好奇心は、時として災いを呼ぶ(笑) 「黒い陰謀」+「コネ:藤咲 竜二」でいいか。達成値は合計で13 だ。 RL:差分値は4ですね。 遠藤:じゃあ、この程度にしておくか、「信用失墜」だ(笑) 吉田:報道の自由だぁ〜!! 全員大爆笑 遠藤:はっはっはっ(笑) 今後は気をつけるんだな。 RL:以上ですか? 遠藤:次は、厚木のところに行こう。 RL:じゃあ、厚木が寝ている部屋だが。 遠藤:さて、厚木君。何か言いたいことはあるか? 厚木:クソジジィ…さっさとくたばりやがれ! 遠藤:……何度言われたか知らんがのぉ、未だにこうして生きておる。 厚木:………………。 遠藤:お主らの様な人間のそういったセリフが、わしを長生きさせる『ハリ』なのかもしれんな。 厚木:テメェみたいなじじいが長いこと社に居座るから、会社は腐っていくんだよ! 遠藤:はて、俊之会長はもう相当なお年だが、直接口にしたことはあるかね? 厚木:あのお方とお前は違う! 一緒にするな! 遠藤:ふむ、言いたいことはなんとなくわかるがな………さて、もう言い残したことはないかね? 厚木:……ねぇよ。さっさと維持装置のスイッチを切りな! 遠藤:『……よかろう。』スイッチを切った後に病院に電話して、医療ミスが起こったことにしよう。 RL:わかりました。厚木の死は事故として片付けられます。 遠藤:最後に、今回の書類体裁を整えておこうか。上のラインには今回の情報はいってないんでしょ? RL:はい、未然に防げました。 遠藤:じゃあ、この記録をいじっておこう。「社会:企業」+「社会:千早」+「コネ:千早 雅之」+「売買」だ。今回の件 はこちらの都合のいいように処理させてもらおう。 RL:いいでしょう。 遠藤:あと、厚木は事故死のまま。それと、如月の汚点も書類から消しておく。達成値は24だ。 RL:ええ、十分です。 遠藤:うむ、これでいいな。以上だ。 すべての後始末を終え、まさに「クロマク」と呼ぶに相応しい動きを見せた遠藤。最初からすべてを知っていたかのような立ち 振る舞いであった。自室に戻り、お茶をすすってから、彼はこう言った。『これにて一件落着じゃな』