シーン 12 カード カゲムシャ(疑惑 嫌疑、疑心暗鬼を生ず、不自然な行動、など) SP クーウェン&ダニエル&蓮野 テロリストからも九我からも解放されたクーウェン。蓮野と共に、ダニエルの店にやってきた。そこに… 蓮野:さて、いったんダニエル君の店に戻って、情報交換をしたことにしようか。 クーウェン:じゃあ、俺が知っている情報を全部話しておくよ。 蓮野:う〜ん、アルバート・ロスについての決定的な情報がほしいところだね。 RL:登場判定は、「社会:N◎VA」か「コネ」でどうぞ。 如月:「社会:N◎VA」で15です。 RL:じゃあ成功だね。 ダニエル:ちなみにウチの店の入り口は、西部劇のバーの入り口みたいなやつだ(笑) 如月:2枚の板が左右についてるやつですね(笑) じゃあ、軽く手で押しながら…『失礼します。』と言って入りましょう。 ダニエル:いらっしゃい。 如月:ウェスタンな感じのする、いいお店ですね。 ダニエル:ほぉ、わかってくれるかい! 如月:あなたがこのお店の? ダニエル:ああ、何が欲しいんだい? アンタには特別に何でも売ってやるぜ。 如月:では、あなた方が今までに調べたロス財団に関係する情報を… ダニエル:………アンタ…何者だい? 如月:申し遅れました。私、千早重工の如月と申します。どうぞよろしくお願いします。 ダニエル:……なんだ、ミラーシェードで気付かなかったが、よく見たらアンタかい。 全員笑 蓮野:コネ持ってたね(苦笑) 如月:ああ、ダニエルさんのお店でしたか。どうりで… クーウェン:久しぶりだな。 如月:えっと…クーウェンさん…でしたね。お変わりないようで。 クーウェン:アンタもな… ダニエル:今回はどんな依頼だい? また護衛か? 如月:いえ、今回私はロス財団について調査をしておりまして…あなた方も多少ですが動いていたようなので、こちらからコン タクトを取らせていただきました。 ダニエル:なるほどねぇ…ワケありみたいだな。まぁ座りなよ。今その話をしていたところだ。 蓮野:じゃあ、コーヒーを淹れて持ってこよう。『どうぞ。砂糖とミルクは?』 如月:あ、どちらも結構です。わざわざすいません。 ダニエル:こちらはアサクサの辺りで喫茶店をやっている蓮野さんって方だ。知ってるかい? 如月:いえ、お会いするのは初めてですね。如月と申します。よろしくお願いします。 蓮野:蓮野です、こちらこそ。 如月:………おいしいコーヒーですね。今度お店の方にも寄らせていただきます。 蓮野:うん、いつでもどうぞ。待ってるよ。 ダニエル:マスターは毒薬の調合のスペシャリストでな。 如月:……………!! 全員笑 ダニエル:どうした? 急に固まっちまって(笑) 如月:『……せっかくです…皿までいただきましょうか…』と言って、一気に飲み干します(笑) 全員爆笑 蓮野:コラコラ、勝手なこと言わないでくれ! ダニエル:まぁまぁ、ジョークだ。気にするなよ! ハハハハハ!! 如月:…………相変わらずですね。辛口のジョークだ。 クーウェン:いつもこの調子なのか… ダニエル:で、今日はどうしたんだい? 何故ロス財団について? 如月:明日のイベントのことはご存知でしょうか? 蓮野:いや、知らない。 如月:では、その辺のことを先に伝えましょうか。 クーウェン:雪を…ねぇ… 如月:テロ集団のことですから、きっととんでもない温度に設定すると思います。 ダニエル:やれやれ、ベリー・クルシミマスとは言ったもんだな。 全員笑 如月:そんな冗談ももう言ってられませんよ。 ダニエル:堅苦しいやつだなぁ。 如月:……ゴホン…今回の私の任務は、その装置の回収、もしくは破壊です。情報提供、協力などをしていただけたらと思い、 訪問させていただきました。 ダニエル:そりゃあ…俺はここより涼しい土地の出身だが…いくらなんでもなぁ… 全員笑 蓮野:ものには限度ってもんがあるよね。 ダニエル:そうだな。 蓮野:それに、孤児院や学校を使って子供達をテロリストに仕立て上げるなんて…絶対に許せない。 クーウェン:マスター、落ち着きな…で、その装置はどこにあるんだ? 如月:まだ調査はしておりませんが… RL:神業、「アンダカヴァ」! 全員爆笑 RL:当たり前だろうが!(笑) 蓮野:有名人ならスケジュールから特定できないかな? 如月:あ、RL、本人が『今から降らせるぞ!』みたいにマイクパフォーマンスを行うってプログラムはあるんでしょうか? RL:ええ、それは当然あります。 如月:なら、起動の合図はアルバート・ロス本人…会場周辺にあるかもしれないですよ? ダニエル:それは薄いんじゃないか? そこまで無警戒ってのも考えにくいし、遠隔操作で起動するとしたら見つからんぞ? RL:ちなみに、今は23日の夜。イベントの時間は明日の今頃です。 クーウェン:調べるしかないな…あと24時間以内に。 蓮野:そうだね。 ダニエル:まぁ、装置を起動するのに適した場所ってのもあるのさ。ここは俺に任せてくれないか? 蓮野:お、「タイムリー」かい? ダニエル:まぁね(笑) 『任せておきな、意地でも探し出してみせるさ!!』 神業、「タイムリー」で場所を特定しよう。 RL:わかった、アドレスを入手してくれ。ホワイトエリアだ。新東京電力アーコロジーとイワヤトビルの中間辺りだ。 ダニエル:特定できたぞ。おそらくこの辺りだ。 如月:厄介ですね…行政府のすぐ側、それに電力の供給も見込める… ダニエル:ああ、N◎VAの中枢を真っ先に効果範囲に捉えている。向こうも結構頭が回るな。うっとおしいことこの上ない。 蓮野:ではこちらは「コネ:九我」で、アルバート・ロスのアドレスを調べてもらおう。21です。 RL:おお、JORKERか。ならばこう言おう。『あの男の情報なら、向こう1週間先のスケジュールまで押さえてある。』 アドレスを入手してください。 クーウェン:さて、どうする? 行くのか? ダニエル:う〜ん、俺はいとこの世話があるから、あんまり外には出たくないんだが… 如月:この娘ですか? ダニエル:ああ…ん? 待てよ? 蓮野:どうした? ダニエル:プレイヤーの発言なんだけど…どうしてこの娘がここまで執拗に狙われるんだ? ただの目撃者だし、連中の予定 じゃ、もうすぐパーティーの時間なんだろ? 放っておいてもいいんじゃないか? 蓮野:……もしかして…何か知っているんじゃないかな…? RL:OPでお前にそう言っただろうがぁ!! 全員大爆笑 ダニエル:じゃあ、メロディを連れて奥に行くよ。『すまん、ちょっと待っててくれ。』 蓮野:同行させてもらうよ。 クーウェン:構うこたぁねぇ。 如月:ええ、ごゆっくり。 ダニエル:じゃあ…『なぁメロディ、辛いこと思い出させるようで悪いんだが、君が今まで見たものの記憶の中で、何か印象に 残っているものってないか?』 メロディ:………お姉ちゃんが殺し屋になったとこ… ダニエル:なったとこ…って、君の目の前でなったのか? メロディ:わかんない。もしかしたら前からそうだったのかもしれないし。よくわからない。 ダニエル:何かきっかけはあった? メロディ:帰ってくるのが遅くなったり、あと学校のお勉強をたくさんしていたり… ダニエル:お勉強? メロディ:うん、高校に入るためって言ってた。 ダニエル:何の勉強をしてたかは? メロディ:わかんない。 ダニエル:教科書とかは? メロディ:ううん、先生に直接教えてもらってたみたい。よくお部屋に来てた。 ダニエル:どんな先生だった? メロディ:よくわかんない…怖そうな人だった。 ダニエル:う〜ん… RL:北米連合の組織ってのがヒントだ。 全員沈黙 如月:……最悪だ…わかってしまった… ダニエル:俺も……ってか、北米連合って言ったらパッと浮かぶのはテラウェアかカーライルぐらいだろうが… RL:『ク』で始まる人の『マ』で始まる組織です(笑) 如月:はい確定、手口が似てると思ってたんですよ… クーウェン:全然わからないんだけど… 蓮野:『ク』で始まるって…クーウェン!? クーウェン:俺じゃねぇ! 全員爆笑 ダニエル:クーゲルのマーダーインクだよ。しかし…なんで関わってくる? RL:装置がイワヤトビル付近に設置されている段階でハッキリしている。 ダニエル:あぁ!! 蓮野:どういうことなの? ダニエル:…最悪だ…アメリカの工作だよ。諜報組織が主軸になっていたのか、それとも別の場所が援助したのかはわからん が…テロ組織と思惑が一致したから手を貸したんだろ。 蓮野:すごいことに気付いちゃったね… ダニエル:なぁマスター…この娘をアンタに預けたのって警官だろう? 電話した方がよくないか? 蓮野:わかった。そうしよう。 RL:電話するなら、九我は出るよ。『どうした?』 蓮野:新しい情報を手に入れたんだ。今電話をかわるから、直接聞いてくれ。 ダニエル:やぁ、もしもし。 九我:誰だ? ダニエル:不本意ながら、アンタが連れてきたお嬢ちゃんのボディーガードをしている者だ。 九我:そうか。で、何がわかったんだ? ダニエル:ならかくかくしかじかで…『断定はできないけど、どうもこれっぽいんじゃないかなぁ?』って感じに説明するよ。 九我:ほぉ… ダニエル:もしこの通りだとしたら、俺達じゃ手に負えん。 九我:なるほどな…どうも変なところで圧力がかかってくると思ったら、そういうことだったのか。 ダニエル:どうするんだ? 司政官か関東軍にでも通報するか? 九我:関東軍はまずいな…もっと大事になっちまう。あと、司政官もムダだろう。恐らく一枚噛んでいるに違いない。 ダニエル:イワヤト内の対抗勢力を、手を汚さずに消せるからな。 如月:多分あの人、今はN◎VAにいないと思いますよ。 全員笑 クーウェン:すでに逃げてんのか(笑) RL:この計画のメリットだけが頭に残っているんだろう。おそらくデメリットなんて無視してるだろうな。 如月:事が起こった後で、『許せない!』とでも力説すれば許されると思っているんでしょう。 全員爆笑 クーウェン:最低だ(笑) 蓮野:どうするんだい? ダニエル:この話を聞いてどうするか…ってのは、アンタに任せるよ。 九我:急いで動かざるをえねぇな。 ダニエル:それとだ。このお嬢ちゃんがいると、俺は家から出ることができないんだ。何とかならんか? 九我:ああ、もう情報は聞き出せたみたいだし、あとはこちらで保護するよ。 蓮野:頼むよ。 九我:証人保護プログラムを発動させて、シークレットガードにでも護らせておくさ。 ダニエル:と、言うことだが…いいかい? お嬢ちゃん。 メロディ:うん。…ただ…お姉ちゃんを助けてあげて! 蓮野:わかった。任せて。 ダニエル:じゃあ、よろしく頼むよ。 九我:ああ。確約はできねぇが、それに対しては全力で努力する。任せておけ。 ダニエル:じゃあカウンターに戻って。 クーウェン:殴り込むのかい? 蓮野:ああ、待たせたね。 ダニエル:RL! RL:なんでしょう? ダニエル:準備させてくれ! 全員爆笑 ダニエル:「製作:その他」+「売買」で「ステルスケース」を製作して、同じものを借りてくる。 蓮野:ホワイトエリアって携帯判定キツいよね。どうするの? ダニエル:「戦術」なんて… 如月:神業、「アンダカヴァ」。 クーウェン:いいの? 如月:まぁ…今回隠したいことなんて、携帯判定免除に比べれば微々たるものですし。 ダニエル:助かるよ! 「BBマキシマム」を諦めなきゃならないところだった。 如月:ご安心を。すでに手配はできていますので、好きなものを好きなだけ用意してください。 クーウェン:何で行くの? リニア? 如月:『私が乗ってきた車があります。4人乗れるのでそれで行きましょう。』RL、能力値判定で「ワイルド・ゴート」を。 RL:OKです。 如月:では、参りましょうか? 蓮野:罪のない子供達をテロリストに仕立て上げるなんて、絶対に許せない! ダニエル:ああ。それと、おかしなオモチャ遊びも止めさせないとな。 RL:じゃあ、車が発進したところでシーン終了です。 事件の背後には大きな陰謀が渦巻いていた。一行はホワイトエリアの中心部…イワヤトビル周辺の会場へと向かう。