シーン 20 カード ハイランダー(希望 予期せぬ幸運、状況の好転、など) SP  蓮野 輝一 九我:…っていうワケだ。本当に疲れたぜ、あの日は… 全員笑 九我:おそらくあの雪は、N◎VAを氷の下に沈める以外にも、何かの合図みたいな役割を持っていたのかもな。 蓮野:合図? 九我:ああ、あの女をやっとの思いで気絶させたと思ったら、テロリスト共が次から次へとワラワラ湧いてきやがるからなぁ… 全員爆笑 九我:まぁ、散々な目にあったよ。 蓮野:ははは(笑) でも、みんなが無事でよかったよ。 九我:アンタならそう言うと思ったよ。 蓮野:洗脳されていた人達は? 九我:ああ、無事だよ。…ただ、何人か死者は出た。 蓮野:死者? どうして? 九我:あの段階では洗脳されているって情報がなかったんで、射殺の許可も出ていたんだ。かわいそうだが、何人かは…な。 蓮野:……そう。 九我:殴って目を覚ますんなら死人は出ないだろうが…それでもダメならこっちが危ない。しょうがない…って言うつもりは    ねぇけどな。 蓮野:うん… 九我:まぁ、『助けてもらって当然。』なんて甘い考えを持っているから、洗脳なんかに屈してしまうんだ。悪く言えば、自業    自得…かもな。 蓮野:でも…それでも僕は助けたかった…もしかしたらその人達が、将来別の人を救うかもしれないし。そうやって助け合って    生きていけるのが、僕達人間なんじゃないかな? 九我:フッ…やっぱりマスターはいいやつだな。 蓮野:そうかい? 九我:まぁ、今後もそんなマスターでいてくれ。ご馳走になったな。 蓮野:もう行くのかい? 九我:ああ、しんみりした話はどうも苦手でな。 蓮野:そうだね。今日はクリスマスだし。楽しく過ごさないともったいないよね。 九我:ま、昔の祭りごとになんか興味ねぇけどな。 蓮野:その調子だと…これから仕事みたいだね(苦笑) 九我:な、何で知ってる!? 全員爆笑 九我:…あ、ああそうだよ! お前らはアレで終わりかもしれないけどな! 俺はこの後も仕事が山積みなんだよ!! クリス    マスなんて言って浮かれてられるかぁー! 蓮野:お正月までには終わるといいね(あっさり) 九我:うるせぇ、チクショー!! 夢も希望もないこと言うなー!! 全員爆笑 こうして笑える時間の大切さを改めて噛みしめる蓮野。このお人好しのマスターが淹れるコーヒーを飲みに、今日もたくさんの お客さんが店を訪れる。
Select scene       Select story