シーン 1 カード アヤカシ(倦怠 停滞、凪、自縄自縛、手がかりが消える。) SP ミホ・HJ・ミユキ 特ダネを求めて、アイドルのブルーベリーのライブを訪れたミホ。彼女はそこで、怪しい情報をキャッチする。 RL:突然ですが、あなたは今何をしていますか? ミホ:もちろん聞き込み、情報や特ダネをキャ〜ッチ! RL:何について調べて回っているんですか? ミホ:え〜っと、じゃあブルーベリー(アイドルの名前)のライブやステージ衣装、服装についてでも。 RL:「コネ」持ってたっけ? ミホ:持ってますよ。 RL:じゃあいいか。『あなたも大変ねぇ。』って言ってるよ。 ミホ:そんなことないわ、明日の朝イチで出すから期待してね。最近の調子はどう? ブルーベリー:調子? う〜ん、普通かな。 ミホ:そう? じゃあ、何かハマってることとかない? あ、そういえばその服装珍しいわね。似合ってるわよ。 ブルーベリー:そぉ? 私はイマイチだと思てるんだけどね。 ミホ:あら(汗) ま、まぁいいわ。明日の特集はこれでキマリね。 ブルーベリー:ちょっと、いくらなんでも見え透いてるよ(汗) ミホ:大丈夫、いい数字取れると思うわ。 ブルーベリー:そこまで売れてないわよ、私(苦笑) RL:そんな話をしているとだ、君の上司から電話がかかってくるよ。 ミホ:誰でしょう? RL:名前は………吉田さんでいいや。 ミホ:もしもし、なんでしょうか? 吉田:おう、何かいいネタ掴めたか? ミホ:ええ、明日は『ブルーベリー、最新ファッションチェック』でいこうと思ってたんですけど。 吉田:…………ダメ。 ミホ:そんなぁ〜、許可してくださいよ〜。 吉田:まぁ、そう言うな。実は、代わりにお前に当たってほしい件があるんだ。 ミホ:なんですか? 当然、芸能ネタで女の子バッキバキなんでしょうね? 全員笑 吉田:いや、文化ネタなんだが… ミホ:なるほど………善処します。 全員爆笑 吉田:善処って何だ、善処って!!(笑) ミホ:そっちこそ何ですか、文化って! わたしは芸能専門でしょ! 吉田:……ふ〜ん、じゃあ別のやつに回していいんだな? ミホ:え? 吉田:どうなんだ? え? 何か言ってみろ(笑) ミホ:………わかりましたよ〜、やらせてください! 吉田:よ〜し任せた。アラン・マクレガーって画家、知ってるか? ミホ:コネ持ってるし。『ええ、知ってますよ。あの有名な…脂ぎったおっさんでしょ?』 吉田:違う!! 本人はやせ細っていて、ホームレスと間違えそうになるような親父だ。脂ぎってんじゃなくて、油絵描いてる だけだ!! 全員爆笑 ミホ:そうだったんですか、勘違いしてました(笑) 吉田:まぁいいさ。その絵だって評論家は褒め称えているが、俺には何がなんだかさっぱりだからな。 ミホ:それで? わたしは何をすればいいんですか? 吉田:最近アラン・マクレガーの周りが、どうもキナ臭くてな……お前も俺の早耳は知っていることだとは思うが……… ミホ:もちろん! 胡散臭い情報ばっかり掴んでくる『聞き耳の吉田』と言ったら、この界隈では有名じゃないですか。何謙遜 してるんです?(笑) 吉田:あ〜、受話器を持つ手が疲れてきた(笑) 全員笑 吉田:まぁいい、とりあえず…だ。やつの周りを、最近「フェイト」や「カブト」がうろついてるみたいなんだ。 ミホ:なるほど…『高給取りの画家が一体何をしているのか!?』 面白そうですね。 吉田:そうだろう? なぁに、お前の得意の技で近寄れば、あっと言う間にスクープが取れるだろう。もし何もなくたって、お 前なら『作る』こともできるだろうしな。 ミホ:まぁ、既成事実を作り上げるのは得意ですから、わたし(笑) 全員爆笑 吉田:まぁ、できればスクープの方がありがたいんだが…… ミホ:大丈夫です!! わたしの腕は確かですよ!! 吉田:まぁ、確かにお前の腕は認めちゃいるが…お前が起こすもろもろの問題も考慮に入れて考えると………な。とにかく頼ん だぞ! ミホ:わかりましたぁ!! ミホはアラン・マクレガーを取材することになった。果たして、吉田を納得させる特ダネを掴むことができるのだろうか。