シーン 9 カード トーキー(繁栄 敵の正体露見、思いがけぬ味方、など) SP 如月&アスラ 田島が引いた後、しばらくして如月とアスラが到着する。合流した一行は、今後の身の振り方を決めるため、再びアランの自宅 へと入っていく。 黒井:ふぅ、ご無事ですか? アラン:あ、ああ。助かった。 ミホ:敵の腕長男は去っていきました! しかし、これは一体どういうことなのでしょうか!? これからインタビューして みたいと思います! 黒井:待て。っていうか、お前は何者だ? ミホ:え? それはぁ…… RL:そうこうしている内に、如月とアスラがタクシーで到着する。 如月:黒井! 黒井:お、着いたか。 如月:無事か!? 黒井:ああ、大丈夫だ。 如月:おい、ひどく顔色が悪いぞ(笑) 黒井:ああ、ちょっとあってな(苦笑) 今さっき、向こうも帰ったとこだ。 如月:やはり、消しにきたか。 黒井:ああ、それよりも…… 黒井がミホの方を見る ミホ:アランさん、少しよろしいでしょうか? アラン:おお、いいとも。何だね? ミホ:あなたとテラウェアとの間で、何やら揉め事が起こっているとの噂をきいたんですが? アラン:おお、いくらでも起こっておるぞ。現にさっき、な? ミホ:その辺のお話を詳しく聞かせてもらえませんか? アラン:いいぞ。……しかし、それにしてもなかなかいいケツしとるのぉ(笑) ミホ:い、いやですわぁ〜、アランさん(苦笑) 如月:声が引き攣ってる(笑) RL:『これは8年に1人の尻じゃ!』とか言って、堂々と触ってる。 アスラ:セクハラしてやがる(笑) 如月:白昼堂々、しかもカメラを前にして……いい度胸だ。 全員爆笑 ミホ:その辺は慣れてるんで、無視して聞きます(笑) 『一体、家の中で何が起こったというのですか?』 アラン:腕が伸びる男がな、わしの家の天窓を破壊して入ってきたんじゃ!!器物破損罪じゃ〜!! 如月:ついでに住居不法侵入と傷害……は未遂か。 全員笑 ミホ:あの男はテラウェアの社員だということなのでしょうか!? アラン:ああ、本人がそう言ったのを聞いたぞ。 ミホ:なるほど………やはりテラウェアが。 RL:そっちはいいんですか? そんなにハッキリテラウェアを非難して。 ミホ:え? RL:覚悟決まってますか!? 全員笑 ミホ:ま、まぁ、まだ編集できるんで(汗) 全員:あ〜(納得) ミホ:ネタは入れといた方がいいかなぁ、と。 如月:……なぁ、黒井。あれはなんだ? 黒井:俺の疲労の原因だ(苦笑) 如月:…知り合いか? 黒井:は?…お前の知り合いじゃないのか? 全員笑 黒井:まぁいいや、ちょっと言ってくる。 ミホ:あの男の腕は、一体どうなっているんでしょうかね? アラン:さぁ? しかし、5〜6mは伸びておったぞ! 黒井:アランさん。 アラン:何だ? 黒井:外にいては狙撃の危険性があります。今後の方針を決めますので、1度家の中に戻りましょう。 如月:それよりも、さっさと移動しないか? RL:タクシー帰っちゃったよ? 如月:え? 会社の車とか……は? RL:このゲームの場合、何故か用意されない。そもそも言われてないし。 如月:ちゃんと言っておけばよかった…… 黒井:なんだ、車で来たんじゃなかったのか? 如月:一応車……だな、日本一金のかかる……… 全員笑 如月:すまん、こちらの手違いだ。 黒井:なぁんだ、またやったのか?(笑) 全員爆笑 如月:アラン様、車の調達に時間がかかります。ここは屋内のほうが安全ではないかと。 アラン:ああ、そうだな。わかった。 黒井:じゃあ、家に入って、『そういえば、この人は?』 如月:あ? ああ、アスラ君か。今回雇ったスナイパーだ。腕は確からしい。今回の仕事でパートナーをしてもらっている。 黒井:そうか、黒井です。よろしく。 アスラ:アスラです、こちらこそ。 ミホ:まぁ、アスラさんと言うんですね(笑) 如月:あ〜……ところで……… 全員笑 如月:どちら様ですか? ミホ:あ、申し遅れました。わたし、マリオネットのミホ・HJ・ミユキです。どうぞよろしく。 如月:よろしくできるかどうかはわかりませんが。とりあえず現場にいた以上、後で話を聞かせてもらいますよ。 ミホ:2人とも、「感情」の能力値は0なんですよね? 楽勝だ(笑) 全員笑 ミホ:『わたし、みなさんと仲良くなりたいなぁ。』と言って、「一期一会」。 RL:あのな、能力値聞いてどうすんだ? 「一期一会」なら制御値だろ? ミホ:あ………じゃあ、どっちか1人しか成功させられないなぁ。 RL:どっちにやるの? ミホ:如月さん(笑) 如月:………………え? 待てよ!! 全員爆笑 RL:え〜、状況説明。ミホが無理矢理コネを取る技能を使って、達成値19と言ってきました。君の制御値の14を超えて るので一応成功。ただ、君が「自我」、「交渉」などを使って対抗し、勝てば却下できる。ただし、君の「感情値」は0 だから、スートの合うAか、ジョーカーじゃないと無理だよ。 如月:そもそもクラブのカードが無ぇ!! 全員爆笑 如月:失敗しましたぁ〜(笑) ミホ:ダイヤでいいですか〜? 如月:はい、いいですよ。 RL:達成値19なら、「コネ:如月 一馬」は2LVだ。 ミホ:あ、じゃあもう1コ。スートを指定して。 如月:クラブで!! 全員笑 RL:じゃあ、如月はミホのことを怪しむと同時に、何か惹きつけられるものも感じる。 黒井:さて、さっさと車を買って帰った方がいいな。 如月:そうだな、調達しよう。 アスラ:テラウェアの刺客も来そうですしね。 如月:RL、そもそもテラウェアってどんな会社なんですか? RL:アメリカの方の外資系企業。DAKとかOSとかの版権がものすごくたくさんある、ソフトウェアの企業。最近急成長し た。その裏では、強引な手段を使用した…とか、色々とよくない噂も。 如月:ふぅん、わかりました。 RL:じゃあ、車を手に入れるんだね? 如月:その前にもう1つ。『ミユキさん、あなたに話しがあるんですが。』 ミホ:え? 何ですか? 如月:私たちはこれからN◎VAに戻ります。あなたも早くここから立ち去った方がいい。テラウェアの「クグツ」たちが来る かもしれないですし。 ミホ:待ってください! わたしも連れて行ってくださいよ! 如月:は? ……しかし、無関係の人間をこれ以上危険にさらすわけにはいきません。そちらにはなんの謝礼もできませんし。 ミホ:いえ、このアランさん引き抜きのネタで十分です!! 如月:……あ! ちょっ、カメラ止めて!! 全員爆笑 アスラ:キレた芸能人みたいなことを(笑) 如月:いつから回していた…? ミホ:え? あなた方がここに来る前から(笑) 如月:はぁ………しょうがないか。連れて行こう。 アスラ:え? 随分アッサリと…… 如月:あのテープをのさばらせておくわけにもいかないでしょう? アスラ:ああ、そうか。 如月:それではミユキさん、我々と同行なさいますか? ミホ:いいんですか? 如月:いくつか条件を出します。すべて承諾してくれるのならいいでしょう。 ミホ:わかりました、何ですか? 如月:1つ目。N◎VAに着いた後、私の上司に会っていただき、詳しい話を決めてもらいます。 ミホ:詳しい話ですか? 如月:ええ。1番重要な議題は、『このテープをあなた方にお返しするかどうか。』だと思いますが。もし許可が下りなかった 場合、私はどんな手段を使ってでもそのテープを抹消します。 ミホ:うぅ……ほ、他には? 如月:2つ目………仮に許可が下りた場合、そのテープは我々、千早に提出してください。こちらで編集させてもらいます。よ ろしいですか? ミホ:わ、わかりました。 如月:最後にもう1つ、これは最終確認です。N◎VAの千早重工本社までの道のり、あなたの身の安全は保障できません。そ れでも我々と同行しますか? ミホ:え〜っと………(汗) 如月:我々の任務はアラン・マクレガー氏の護衛です。少なくとも私は、この任務を最優先に行動します。万が一、テラウェア の「クグツ」達と戦闘になった場合、あなたにまで気を使う余裕はありません。それでもよろしいですか? ミホ:え〜っと、自分の身は自分で守れと? 如月:そうしていただければ幸いなのですが…… ミホ:わかりました、それでも構いません! 如月:そうですか… ミホ:ええ、特ダネのためなら、命だって惜しくありません!! 如月:わかりました。では、同行を許可します。 ミホ:やったぁ!! もしもの時は、アランさんが何とかしてくれますよね!? アラン:わしか? ………何とかしてやりたいが、能力値的に無理!! あきらめろ。 全員爆笑 如月:NPCが『能力値』とか言っちゃった(笑) ミホ:そんなぁ!! アラン:大体、恋人でもないのにかばえるか(笑) ミホ:こ、恋人じゃなきゃ守らないんですか!? アラン:当たり前じゃ! それともお前さん、わしのとこに嫁に来るのか? ミホ:………イヤ。 全員爆笑 如月:RL、思いついたことがあるんですが、相談してみていいですか? RL:ん、何だろうか? 如月:今回の件でメディアを利用することによって、テラウェアの評判を下げて千早の評判を上げることができないか? って 思ったんです。 RL:ああ〜、なるほど。メリットとデメリットをしっかり考えた方がいい。 如月:え? メリットしか思いつかなかったんですが? RL:多分千早のデメリットは2つ。ボディーガードはともかく、スナイパーを雇ってしまったこと。それともう1つは、ミホ が回してたカメラに、一瞬化け物が写ってしまったこと。 如月:化け物? RL:「獣の一族」で獣化した黒井だ。 全員笑 如月:2つとも編集で片付きますね。 RL:メリットは何を考えた? 如月:まず、今回の件。千早とアランの間に相互の理解があったにもかかわらず攻撃を仕掛け、最終的にはアランを消そうとし たという事実を公表することで、テラウェアの評判を落とせるんじゃないかな? ってのと、そのテラウェアの攻撃から アランを守り抜いた。ってことで千早の評判が上がらないかな? って考えました。 RL:あ〜。前者はともかく、後者で評判が上がるのは、会社ではなく君の腕だね。 如月:あ、そうか。 RL:千早の評判を上げたいなら、『我が社の社員が犠牲になりました!!』と言った方が、同情が集まるぞ。 如月:え? 死ねと? 全員爆笑 如月:ちくしょ〜! 死ねっつってんだなぁ〜!? RL:落ち着け! 極端な話だ!(笑) 如月:はい(笑) まぁ、メディアを利用する価値が十分にあるって言うんなら、編集は絶対だな。 黒井:さて、よければそろそろ。 RL:そうだな。車はどうするんだ? 如月:やっぱ、全員乗れた方がいいよなぁ。 アスラ:とすると、PC4人にアランとセバスチャンか。 ミホ:あ、セバスチャンには1人でバイクで帰ってもらいます。 如月:じゃあ、5人か。やっぱ「グローリアス(リムジンのような車)」か? 黒井:いや、高いし、「スカラベ(千早の非武装の装甲車)」でいいんじゃないかな? 携帯判定も必要ないみたいだし。 アスラ:判定? どういうこと? RL:エリアごとの検問で、チェックされる必要が無いってこと。 如月:結構いいですね。 アスラ:うん。 黒井:だろ? そりゃ、「グローリアス」の方が、速いし装甲厚いしで言うこと無しだけど、金払ってまで借りるんなら安い方 がいいでしょう。「コネ」でも使うんならともかく。 如月:あ、「コネ:遠藤 竹造」で聞いてみるか? RL:御隠居に交渉するのね? 如月:はい。じゃあ、御隠居に電話してみます。「リンクス」起動。 遠藤:はい、遠藤じゃが。 如月:如月です。アラン・マクレガー氏の身柄の確保に成功しました。 遠藤:おお、よかったよかった。 如月:ですが、帰る手段を失ってしまいまして……5人以上乗れる車を用意していただきたいのですが。 遠藤:ふむ………自社製品でよいか? 如月:はい、構いません。 遠藤:そうか、ならば用意してやることはできる。が、お主の評価が微妙に下がることになるぞ。よいのか? 如月:………………。 RL:最初に1プラチナム渡したでしょ? あれで何とかしろ、ってことだったんだよ。でも今、さらに遠藤を当てにしようと しているでしょ? そこが減点対象になってしまう。 如月:俺に出世願望はないが、この人の俺に対する評価は下げたくない。みんな、すまん。 アスラ:いいと思いますよ。 黒井:ああ。それに企業に属してるんだったら、多少は出世を考えた方がいいと思う。 如月:すまないな。『御隠居、大変失礼いたしました。どうか今の話は忘れてください。』 遠藤:そうか、わかった。 如月:代わりと言っては何ですが、アラン・マクレガー氏の自宅から一番近い「スカラベ」の販売店を教えていただけないで しょうか? 遠藤:ああ、その程度なら問題ないな、いいじゃろう。 如月:では、これからそちらに戻りたいと思います。 遠藤:おお、待っておるぞ。 RL:じゃあ、「スカラベ」を買ってもらおうか。報酬点21点(およそ210万)だ。 如月:じゃあ、「交渉」+「売買」+「コネ:遠藤 竹造」で、達成値17です。 黒井:じゃあ、残りの4点は全員が1ずつ払うってことで。 如月:すまない、貸しにしておいてくれ。 RL:じゃあ、「スカラ… 如月:あぁー!! RL:ど、どうした? 如月:御隠居にミユキ君のことを話すのを忘れた。 黒井:なんだ、そんなの向こうに着いてからでいいよ。 如月:だって極端な話、御隠居が『ダメ。』って言ったら、彼女はついてくる理由ないんですよ? 黒井:だから都合がいいんだ(笑) この場でダメって言われたら、PLはこの後何すりゃいいんだ。 全員爆笑 ミホ:うん、PLとしてはこのままの方がありがたいかな(笑) アスラ:それに、そうしないと無修正で公開されるかもしれないぞ? 如月:まぁ、そうしたら俺の神業の「アンダカヴァ」で丸々掌握するから。 全員笑 RL:いや、その後ミホが神業使って、結局公開されると思う。 黒井:その後、俺の神業の「カタストロフ」でテープ破壊するから大丈夫。 全員爆笑 ミホ:まぁ、しませんから(笑) 如月:そ、そうですね。お互い平和に行きましょう(笑) RL:じゃあ、帰るんだね? アスラ:誰が運転するんですか? 如月:誰も「操縦」持ってないですね(苦笑) ミホ:無しでも運転ぐらいはできるんでしょ? RL:ああ、カーチェイスとかをする場合、必要になるだけ。 如月:じゃあ、誰が乗っても一緒ですね。 RL:「ディクショナリ(どの技能にも精通できる便利なサイバーウェア)」着けてなかったっけ? 如月は。 如月:あ、忘れてた(笑) 全員笑 如月:キャラメイク時にがんばって手に入れたのに、あっさり忘れてた(笑) 黒井:じゃあ、運転よろしく。 如月:わかった、「ディクショナリ」起動。N◎VAに帰ります。 意見もまとまり、N◎VAへ戻り始めた一行。しかし、テラウェアがこのまますんなりと帰らせてくれるはずも無い。一行は 警戒しながらヨコハマLU$Tを後にした。