シーン 2 カード カリスマ(啓蒙 宗教的・世俗的影響力の介入、権力、罪の恩赦) SP 遠藤 竹造 それは、いつも通りの朝だった。だが、出社した遠藤に思わぬ人物からの電話が… RL:君はいつも通りに出社する。すると、電話がかかってくるんだが…DAKに処理させてる? それとも秘書か何かいる? 遠藤:いや、助さんが…… 全員笑 助さん:御隠居、千早 怜呀議員からお電話です。 遠藤:ああ、繋いでくれ。 千早(怜呀):御隠居、お久しぶりです。 遠藤:いやいや、お久しゅうございますな。 千早(怜呀):ええ、実は御隠居に話があるのですが…… 遠藤:はい、なんでしょうか? 千早(怜呀):…できれば電話ではなく、こちらに来て欲しいのですが…… 遠藤:ほぅ。わかりました。すぐに伺いましょう。助さんに運転させて向かいましょう。 RL:はい、千早 怜呀の部屋は照明が薄暗くなっている、ある種独特の部屋だな。 千早(怜呀):どうぞ、そちらに。 RL:彼の腹心がイスを勧めてくれる。そしてお茶が運ばれてくるよ。その後にようやく怜呀が口を開く。 千早(怜呀):これを見ていただきたい。 RL:DAKを操作して大量のウィンドウを開いていく。どうやら何かのデータのようだ。「社会:テクノロジー」は持ってい ますか? 遠藤:俺は持ってない。だが、腹心が持っている(笑) 全員笑 RL:なるほど(笑) それでもいいですよ。 遠藤:OK、達成値は18だ。 RL:はい。…どうやら衛星兵器のデータのようだ。ただ、一般的な衛星兵器とは違って…どちらかというとスパイ衛星のよう な感じだね。だが、攻撃機能等も備えている。 遠藤:ほう。 千早(怜呀):これが備えている攻撃機能なんだが、とても精密でして…それこそ、特定の人物1人を狙って狙撃できるくらい のものです。 全員爆笑 遠藤:ハザード前のピンポイント・爆撃というのを思い出すのぉ(笑) 千早(怜呀):…ええ、これはハザード前の衛星です。どういう訳か、今まで眠っていたはずが急に起動しだしまして…しか も、どうやらN◎VAに狙いを定めているようなのです。 遠藤:ほう、N◎VAに? 千早(怜呀):ええ、もちろん誰を狙っているかまではわかりませんが。 遠藤:なるほど…どこが所有しとるんだね、この衛星は? 千早(怜呀):以前はアメリカの物だったんですが、今は北米連合が所有しています。あそこには昔、ペンタゴンという国防機 関があったようですが、その時の物だと… 遠藤:そうか…で? わしはこれの調査をすればいいのかな? 千早(怜呀):ええ、相手の狙いがハッキリしていない以上、私が動くわけにはいかないので… 遠藤:うむ、わかった。引き受けましょう。 千早(怜呀):ありがとうございます。調査費用としてそちらの口座に1プラチナムほど(100万円相当)振り込んでおきま しょう。 遠藤:いやいや、すみませんなぁ。 RL:まぁ、怜呀議員にとっても君にとっても、1プラチナムなんてポケットマネーだろう(笑) 全員笑 千早(怜呀):あの時代の兵器のことだから、何かキーになるような物があると思われます。多分AIの類でしょうね。 遠藤:なるほど。何にせよ、キーは確保しておきたいですな。 千早(怜呀):ええ、必要ならば利用できますし、不必要なら破壊してしまえばいい。 遠藤:そうですな。さて、どれぐらいの人員を動かしてよいのかな? 千早(怜呀):そうですね…フリーランスであれば、2、3人ピックアップしても構いませんが? 遠藤:……社内に1人、心当たりがあるんだが…? 千早(怜呀):ええ、それでも構いませんよ。 遠藤:わかりました。では、資料をいただいて帰ります。 RL:OK、この後はどうする? 遠藤:え? オープニングでまだ動いてもいいの? RL:いいですよ。 遠藤:そうか。じゃあ、家に帰ってから如月に電話しよう。 如月:はい、如月です。 遠藤:ああ、わしじゃ。 如月:これは御隠居、どうかなさいましたか? 遠藤:うむ、すまんが年寄りの茶飲み話に付き合ってくれんか? 如月:え? …ええ、構いませんよ。 遠藤:そうかそうか。いい茶菓子が手に入ったんでな、家まで来てくれんか? 如月:ええ、喜んで。すぐにお伺いします。 RL:じゃあ、この辺りでシーンを変えようか。 千早 怜呀直々の依頼を受けた遠藤。彼は捜査を命じるため、如月を呼び出した。