シーン 5 カード カリスマ(啓蒙 宗教的・世俗的影響力の介入、権力、罪の恩赦) SP 如月 一馬 この段階で如月だけが知っている情報は以下のものである。 千早の後方処理科の先輩である、厚木 功からメールが届く。 『2年前に斬殺された一家がある。この事件に遠藤 竹造が隠蔽工作をした疑いがある。調査してくれたまえ。これは出世の チャンスだ。』 如月:先輩。 厚木:よぉ、さっきの話な、なんなら俺に相談してもいいぜ。少しは力になれるだろうからな。 如月:………どこでこの情報を? 厚木:……千早のある方から、だな。 如月:………わかりました。あなたの指示通り、私は今からこの件についての調査を開始します。ですが、調査の結果をどの ように扱うかは今の段階ではお話できません。もしかしたらあなたにとって不利な状況を作ってしまうかもしれません が、それでもよろしいですか? 厚木:ああ、構わない。俺はお前の腕を高く評価しているし、お前自身を信じているからな。期待しているよ。 如月:ご理解、ありがとうございます。それでは調査に移行します。……あ、それから…私には出世願望なんてありませんよ、 先輩。 厚木:………………。 遠藤を信頼している如月は、彼がこんなことをしたとは思いたくなかったが、否定できる証拠が何もない。真相を知るため、 如月は調査を開始する。