シーン 16 カード カゼ(勝利 正面きっての戦いの開始、敵対勢力同士が相互認知) SP 黒井&如月 自宅で如月の到着を待つ黒井。彼は村治 愛に如月が訪れることを話す。が、その後、多数の来訪者が訪れることまでは予想で きなかった。 黒井:とりあえず、如月が家に来ることを村治さんに話します。 RL:話すの? 黒井:まぁ。彼がここまで腹を割って話に来るのだから信用できる、と説明する。あと、調査の方も千早の人間が来るんだから 早く済むだろうし。 RL:ああ、例の内通者の話ね。 村治:ええ、それでしたら……構いませんよ。 RL:と言って了承してくれた。 如月:じゃあ、到着。 黒井:ああ、上がってくれ。 如月:すまんな、お邪魔する。 黒井:え〜、私の隣には女性がいます。 全員笑 如月:あ〜、その……本当にお邪魔だったか? 黒井:いやいや、紹介する。村治 愛さんだ。 如月:はぁ!? 全員大爆笑 黒井:ははは(笑) ま、お互い話したいこともあるだろうし、上がってくれ。 如月:じゃあ、上がってから『本物の村治 愛さん…なんだろうな?』 RL:ええ、確認はできました。間違いなく探していた人間です。 黒井:彼に対してではないけれど、一応防御体勢はとっておきます。 如月:それを見て、こちらも警戒。 黒井:じゃあ、話を続けようか。『こっちもお前に聞きたいことがあるんだが、先にそっちの話を聞こうか。』 如月:ああ、助かる。……まさか本人がいるとは思わなかったんで、黒井じゃなく村治さんに直接話すことになりますけど、よ ろしいですか? 村治:私とですか? ………ええ、構いませんよ。 アスラ:告白とか(笑) 村治:そんなに見つめないでください…… 全員爆笑 RL:というのは冗談。すまなかった(笑) 黒井:どうぞ(笑) 如月:まず、あなたはご両親のお仕事をご存知ですか? 村治:ええ、科学者です。 如月:では、千早に勤めていたことも? 村治:はい。 如月:では、千早である新薬の開発に携わっていたそうですが…… 村治:な、何故そのことを……? 如月:こちらも今日1日、ボーっと過ごしてきたワケじゃありませんから…… 村治:そうですか、ご苦労されたようですね(笑) 如月:わかっていただけますか? この苦労が(笑) 全員笑 如月:もっとも、個人的にはこれから起こる出来事の方が……… 全員爆笑 村治:そこまでわかっているのでしたら……私はこれから復讐に向かうところです。今回、黒井さんにはその手伝いをお願いし たのですが……… 如月:復讐? 村治:ええ、事件のことももうご存知でしょう? 如月:はい、ご両親の……… 村治:ええ、事件の犯人は竹内という「レッガー」です。 如月:ではやはり…… 村治:ええ、私にとっては育ての親です。数え切れないほどの恩があります。竹内も両親のように……同じ目に遭わせてやらな ければ、私は納得できません。 如月:………まぁ、復讐を止める気はありません。ですが、『その竹内という実行犯を裏で操っている人物がいるのではない か?』という情報を入手しまして……ご存知でしょうか? 村治:………千早に内通者がいるとの情報はキャッチしていますが。 黒井:ああ、実はこちらがお前に聞きたいのはそのことなんだ。 如月:まさか………本当に……… 遠藤:そこで格さんを登場させたいんだが。 RL:どうぞ。 遠藤:「社会:ストリート」+「代理派遣」で登場。 RL:じゃあ、リビングのドアが開いて、格さんが室内に入ってくる。 格さん:失礼します。 黒井&如月:………!! 黒井:とりあえず、村治さんの前に出ますよ。 如月:じゃあさらにその前に出て身構える。『何故あなたがここに!?』 黒井:如月の様子を見て、敵と判断。 村治:茶番は終わり…ってことかしら。 格さん:終わりといえば終わりですね。如月君、御隠居はあなたのことを高く評価していましたよ。単独でよく、ここまで穏便 に事を進めましたね。 如月:『……恐縮です。』格さんを睨み付けながら、懐の「月光(ビームサーベル)」を掴む。 格さん:ああ、誤解をなさらないでください。あなた方の知りたがっている、内通者のことをお話に来たのですから。 村治:あ、あなたは……? 格さん:『あ、申し遅れました。私、彼と同じ千早の者で、キース・カークと申します。以後、お見知りおきを。』と言って名 刺を渡す。 如月:正面に立って遮る。 格さん:どうやらまだ誤解なさっているようですね。 如月:『この無礼は後で退職してでも謝罪させていただきますよ。だが、今はどんな些細な可能性でも無視できないんでな…』 もう、タメ口きいてやる(笑) 黒井:如月の表情は? 如月:メチャクチャ険しいです。 黒井:じゃあ、さらに警戒します(笑) 全員笑 格さん:可能性…ご隠居が首謀者、というやつですか? 如月:………………。 格さん:それは考えるだけ愚かでしょう。 如月:俺としても、考えたくはないんだがな…… 格さん:その件に関しましては調べもついています。わざわざ殺人事件を犯して世間の注目を集めることは、御隠居も望まない でしょう? 如月:だから隠蔽した……違うか? 格さん:………………。 如月:今の俺は自分の目で見たものしか信じない。証拠を持ってくるんだな。 格さん:『今、私は持っていませんが、御隠居が有力な証拠を掴んでおります。後ほど目を通してください。』如月を無視し て、『それと、村治さん。』 村治:はい? 格さん:私共の上司の考えでは、この件に関わっており、死亡してもおかしくなく、社の今後のことを考えれば、口を封じてお く必要がある人間が何名かおります。 村治:………私のこと…かしら? 格さん:いえいえ、あなたの仇です。ですから、私共といたしましては、是非あなたに仇を討ち取ってもらいたいのです。社の 利益のために…… 村治:………………。 格さん:もちろん、我が社は協力を惜しみません。ただ、その条件として…… 村治:取引…かしら? (自分の頭を指差して)私のここ、消したいんでしょ? 格さん:いえ……確かにあなたの記憶を消したり、あなたを抹殺した方が、情報の漏洩を防ぐ上では都合がいいですが……しか し、現状では「トーキー」も動いています。ですからむしろ、今後あなたが我々の目の届く範囲で生活してくれること の方が望ましいのですが。 村治:あら、就職先を用意してくれる、ってことかしら? 格さん:ええ、研究費などの条件はあなたの能力しだいですが…… 村治:仇が討てて、就職も決まって、さらに資金まで出してくれるなんて(笑) 全員笑 村治:わかりました。取引は成立です。 格さん:そうですか。ご理解、ありがとうございます。 如月:………………。 格さん:さて、如月君。こちらはまとまりましたよ。社のために、力を貸してはくれませんか? 如月:わかりました。こちらの条件をお話します。 格さん:ほぅ……どうぞ。 如月:1つだけ…この件が片付いた後、必ず証拠を私に見せてください。 格さん:ええ、いいでしょう。 如月:もし先程のあなたの言葉が嘘、偽りであったのなら、俺はこの命に代えてでも御隠居に罪を償ってもらう。 格さん:ええ。もっとも、無実の人間を裁くことはできませんよ? 如月:フッ……そういうことにしておくさ、今はな。…もっとも、全部あなたの言う通り…ってのが、個人的にはベストなんだ がな。 格さん:……………。 如月:いずれにせよ、次の就職先を考えておかないとな。 格さん:いえ…それでも、御隠居はあなたをお許しになると思いますよ。 如月:どうだろうな。俺が御隠居だったら、こんな危ない男は早急に始末するがな。……ま、とりあえず今はあなたに従いま しょう。 格さん:感謝します。さて、そろそろ着く頃ですが……… ミホ:『あ〜!? こんなところに村治さんが!? 撮影開始!』 如月:おい、ちょっと待て。 格さん:ああ、あのカメラは後ほど御隠居が検閲することになっております。 如月:じゃあ、無視します。 格さん:それと村治さん。例の千早の内通者ですが、厚木 功と言う男です。おそらくは竹内と共に、カーライル系マフィアの 事務所にいます。 如月:………………。 村治:なるほど、仇は全員そこにいるのね。 格さん:はい。それでは参りましょう。 村治:ええ。 RL:じゃあ、討ち入りに行くところでシーンを変えよう。 釈然としない黒井と如月。だが、村治 愛が了承してしまった以上、ついて行くしかない。ミホとアスラ、助さん、格さんの4 人と手を組み、全員で的場のいる事務所へと向かう。