状況説明 各キャラクターの、オープニングから現在までの行動と、事件の概要を説明しておく。 事件の概要
2年前、遠藤はある新薬の開発プロジェクトを指揮していた。その薬品の製造過程で、新種の高品質麻薬を安値で製造できる方 法が偶然発見される。その時遠藤は、プロジェクトの責任者である村治 幸蔵の報告を受けている。 その情報を掴んだ千早重工後方処理課の厚木 功は、その製造方法を奪って大金を手に入れることを企み、カーライル・シンジ ケートのマフィアと手を組み、村治家に襲撃をかける。これが村治一家斬殺事件の発生の理由である。しかし、村治家からは麻 薬の製造方法の情報は発見されなかった。夫婦は殺され、犯人の詳細は不明、夫婦のたった1人の娘の村治 愛(18)も行方 不明。というニュースが放送された。 2年の月日が流れたが、厚木は未だに麻薬の製造方法を入手できずにいた。そこで厚木は、当時の開発プロジェクトの指揮をし ていた遠藤に目をつける。『もしかしたら、報告の際に彼が製造方法を預かったのかもしれない…』 厚木は再びカーライルの 協力を得て、遠藤に2年前の斬殺事件の罪を擦り付け、社会的ダメージを与えようとする。しかし、遠藤をこの程度で失脚させ られるはずがない。仕方がないので、社内に蔓延しきった遠藤のウワサをネタに、彼を慕う如月を嗾けようとした。 その頃、行方不明となっていた村治 愛は、両親の仇を討つために情報を集めていた。犯人はマフィアのメンバーだという情報 に辿り着いた彼女は、廃倉庫に2組のマフィアを集めて情報収集をしようと企むが、どこで気付かれたのか、倉庫で起こったの は一方的な殺戮だった。行き詰った村治 愛は、「カブト」の黒井に身辺の警護を任せると共に、復讐の協力を依頼。黒井はそ れを引き受ける。 そして、如月と村治 愛が接触。不確定な情報で勘違いをする如月。厚木の計画が成功に近づいたと思われたその瞬間、遠藤の 腹心、キース・カークが現れ、説得を開始する。村治 愛とキース・カークの交渉が成立してしまい、従う以外の道がなくなっ た如月は、憤りを感じつつも遠藤側に就くこととなった。 「カブトワリ」のアスラと、「トーキー」のミホも、遠藤の手回しで村治 愛の下に辿り着く。そして、これから全員でカーラ イルの的場の事務所へ襲撃を開始する。
黒井 大地
村治 愛に護衛の依頼を頼まれる。後に如月と合流し、それを追ってきたキース・カークから千早の内通者の情報を得る。そし て当初の予定通り、村治 愛の仇討ちを手助けするために、共に的場のいる事務所へと向かう。
ミホ・HJ・ミユキ
上司の吉田の言いつけで、2年前の村治家斬殺事件の取材を始める。現場を訪れた後に遠藤の下へインタビューに向かうが、そ こで事の重大さを知る。事件解決と特ダネ入手のため、遠藤に協力をすることを決意し、今に至る。
アスラ
過去に殺し損ねた男、的場 健一。あれから数年たった今、的場に命を狙われていることを知ったアスラは、自分の過去を清算 するために的場の殺害を決意する。利害の一致から、ミホを通じて協力する形となった。
如月 一馬
遠藤にかけられた悪事隠蔽の疑い。真相を知るために単独で行動をし、黒井の自宅で村治 愛と出会う。その後、キース・カー クに真相を聞かされるが、疑心暗鬼のために信じることができない。証拠品の提示を条件に行動を共にする。
遠藤 竹造
無実の罪を擦り付けられた遠藤は、腹心の2人を巧みに操りながら自分自身でも情報を集め、事件の真相へと近づく。千早のた めに考えて辿り着いた結論は、カーライルの的場を潰し、村治 愛を保護することだった。
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