陰謀 〜奈落へのカウントダウン〜 後編
リアの静止を振り切って、納屋の外へ出た一行。彼らが目にしたのは、昨日街道沿いで出会った盗賊とその仲間達でした。
盗賊A 「げっ! お前らはっ!」
ディザーカ 「あっ! なんとか団!」
盗賊B 「銀の翼団だっ!!」
イリード 「どうでもいいのよそんなことっ!」
アリシュア 「罪のない人達に武器を向けるなんて!」
盗賊C 「うるせぇっ! 財宝さえ差し出せばこっちだって手出ししねぇよ! おとなしく持って来い!」
盗賊D 「そうだそうだ! 無駄な抵抗するんじゃねぇ!」
レオン 「待てよ! この村には宝なんて何もないんだぞ!」
盗賊A 「そんなウソに騙されるか! 前回は見逃してやったが、今回はそうはいかねぇ! お前ら、やっちまえ!」
盗賊達6人と一行は、そのまま戦闘を行うことに。…しかし、開幕直後に放たれたイリードのディープ・スランバーによって5人が深い眠りに落ち、残るはたったの1人。しかもそいつは激怒したディザーカの一撃をモロに喰らって即死…超が付くほど呆気なく戦闘終了。
その後、眠っていた5人を捕縛し、納屋に放り込んだ後に尋問タイム。とりあえず1人を起こしていろいろと情報を仕入れることに。
途中、自分が情報を漏らしたことでボスに殺されてしまうことを恐れて、尋問していた盗賊が口ごもってしまいました。それに対してイリードが「アンタ達に拷問のやり方を教えてあげるわっ!」とSっ気全開で立ち上がりますが、全員が団結して制止。最終的には、「作戦に失敗した自分達5人を、ボスとは違う牢屋に投獄すること」を条件に情報を引き出すことに成功。
これほどまでに部下を恐れさせる、銀の翼団のボス…その正体は、剣技と魔法を自在に操るダスクブレードでした。名前はバルモアといい、最近賞金首として登録されたらしく、懸賞金も金貨5000枚と高額。その強さは本物のようです。
さらにさらに、彼らは先発隊で、明日の正午までにアジトに戻らなかったら、ボスが残りの部下を連れて直々にこの村を襲撃しに来るのだとか。そんなことをされたら、こんな小さな集落はあっと言う間に壊滅してしまうことでしょう。
そこで一行は改めて、銀の翼団撃破を条件に霊薬を譲ってくれとリアに提案しました。
この薬自体は、この村の価値観では大した金額ではないため、リアの方もこの交渉には快く承諾。むしろ人命救助のために来た者達に交換条件を課すようで申し訳ないので、別に報酬も支払うという話でまとまりました。一行にしてみても、このまま黙って見ているつもりなどなかったので好都合。
一行は捕まえた盗賊達を連れて再びグランビルへと戻り、自警団に差し出した後に話し合いを行いました。決戦は明日の午前中。月の森で捕まえた盗賊達からアジトの場所を聞いておいたので、こちらから襲撃をしかけて態勢を整えられる前に押し切るということで話はまとまりました。
アリシュアとイリードも、アジト襲撃と、マジックユーザーとの戦闘という2つの条件を念頭に置いて、真剣に呪文を選ぶことにしました。
夜が明けて翌日…準備を整えた一行は、銀の翼団のアジトがあるというベルグバウ山の麓を目指して出発しました。
天高く太陽が昇った頃、一行はようやくアジトらしき洞穴を発見。茂みに身を隠して様子を見ていると、酒を飲んでフラフラになった盗賊が3人、中から出てくるのを目撃しました。
手違いがあって戻ってこられると厄介なので、魔法で眠らせて縛っておくことに。昨日捕まえた盗賊から仕入れた情報によると、アジトに残っているのは部下が5人とボスが1人…たった今3人捕縛したので、つまり残りはザコ2人とボスのみ。
様子を窺いながら中に入る一行。残った2人の部下が酒を飲みながら雑談をしていたので強襲。ここでもディープ・スランバーが見事に決まり、敵に気付かれずにアジトの中へ。残るはバルモアただ一人。
バルモアの個室の前に辿り着いた一行は、そのまま奇襲を仕掛けることに。まずは勢いよくドアを開けて、アリシュアがサイレンスを唱えました。これにより、バルモアの魔法は無力化。
さらにレオンが足止め袋を投入。見事に喰らったバルモアは床に押さえつけられ、身動き1つ取れない状態。そこに激怒したディザーカが…
ボスだったってのに、ものの2ラウンドで…一矢も報いることなく一方的にボコられてしまいました。こうして銀の翼団は壊滅!! 呆気ねぇー!!
早速このことを伝えるために月の森へ。吉報を耳にした月の森の人達は歓喜の声をあげて一行を歓迎してくれました。そして、約束していた月の森の霊薬もゲット!
リア 「お前達のおかげで村は救われた。何度礼を言っても言い足りないぐらいだ。ありがとう。」
アリシュア 「いえ、当然のことをしたまでです。」
イリード 「こっちだって、あなた達のおかげで人を助けることができるんだから。ありがとうね。」
リア 「そうだ、この村では満月の夜に宴を開くしきたりがあるんだ。次の宴は来週…ぜひお前達にも出席してほしい。」
ディザーカ 「おもしろそうだな。いいのか?」
リア 「ああ、もちろんだ。満月が湖の水面に映って、とてもキレイなんだ。きっと満足してもらえると思う。」
レオン 「その頃にはこっちも一段落ついてるだろうし、来させてもらうよ。」
リア 「ごちそうもたっぷりと用意しておこう。忘れずにな。」
ディザーカ 「おう、それじゃあまたな!」
こうして一行は月の森を後にし、大急ぎでトーチ・ポートへと戻りました。
ペンズの屋敷についた一行が目にしたものは、感覚器官をすべて蝕まれ、自我崩壊寸前にまで追い込まれたペンズの姿でした。しかしまだ息はあるようだったので、急いで霊薬を飲ませることに。といっても、自分から飲むことができないようなので、無理矢理喉の奥に流し込んだワケなんですが…その後、同様の被害に遭った他の役人達にも、同様に霊薬を飲ませ、事件は無事に解決しました。
翌日、ペンズが全員を自宅に招待して報酬を支払ってくれました。
ペンズ 「君達のおかげで助かった、本当にありがとう! 他の役人達も、感謝してもしきれないぐらいだと言っていた。」
アリシュア 「いえいえ、無事で何よりでした。」
レオン 「これで会議にも出れますね。」
ペンズ 「ああ。あいにくと、まだまだ本調子ではないが、贅沢は言っていられない。気合を入れてがんばらねばな。」
ディザーカ 「それにしても…誰があんなことしたんだろうな?」
ペンズ 「それはわからんが…西町の連中が東町の発言権を奪おうと行ったに違いない。」
イリード 「証拠はないのですよね?」
ペンズ 「ああ…だが、いずれ近いうちに、私なりのやり方で決着をつけさせてもらうつもりだ。」
ディザーカ 「そうか、がんばれよ!」
ペンズ 「ああ、君達もな。また何か困ったことが起こったら、引き受けてもらえるかな?」
レオン 「な、内容によりますね…」
ペンズ 「はははは! それもそうだな!」
こうして今回のクエストは終了。役人達は全員回復、月の森の集落も被害者0、バルモアと銀の翼団を退治して賞金もゲット。まさに大成功と言ったところでしょうか。
そして1週間後…一行は、再び月の森へ。幻想的な風景を眺めつつ、楽しい夜を過ごすのでした。